学術会議
『日本青書(2019)』発表会が開催=北京
会場の様子
北京で23日、日本に関する多くの専門家や学者を集めて『日本青書:日本に関する研究報告(2019)』の発表会ならびに日本情勢研究会が開催されました。
日本青書:日本に関する研究報告(2019)
『日本青書(2019)』は、中華日本学会、中国社会科学院日本研究所、社会科学文献出版社が合同で編集し出版しました。今年は「激しく変動する国際情勢:日本の選択と対応」をテーマとし、総括の報告、日本国内の情勢、対外関係、中国との関係、特定問題の研究、付録という6つのパートからなり、去年の日本の各分野の情勢について分析しています。
馬援局長(右)
中国社会科学院科学研究局の馬援局長はこの青書シリーズについて、「研究成果を示す舞台であり、研究論文や学術報告、情勢の分析、対策案が盛り込まれ、国際情勢を理解するよい手段だと思う。今年も高い学術性を保っており、学術界や社会での影響力が拡大し続けている」と評価しました。
高洪副会長
中華日本学会の高洪常務副会長は、「今年はいいテーマを選んだ。日本はちょうど『激しく変動する』情勢に面している。天皇の退位と即位、平成から令和へ、令和時代の日本の政策など、深く研究する価値ある重要な課題である」と述べました。
楊伯江所長
また、中国社会科学院日本研究所の楊伯江所長は、テーマ報告を行い、「本書は去年の日本の情勢と中日関係を振り返り、未来を展望した」と述べました。また青書の特徴について、「中日関係は中国人や研究者が一番注目する問題だと思うので、本書では日本の問題と中日関係を、世界という大きな国際情勢に置いて分析し、一番目と二番目の部分を念入りに編集した」と述べました。(取材:李陽)
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