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中日国交正常化30周年を記念する友好交流大会における講話



  中日国交正常化30周年を記念する友好交流大会における講話 

  

  江沢民・中華人民共和国主席

  2002年9月22日

  ご来賓のみなさま、友人のみなさん。

  今晩、ここに、1万3000余名の日本の友人のみなさんが楽しく一堂に会し、私たちとともに中日国交正常化30周年を祝うことを、私はとてもうれしく思います。私は中国政府と中国人民を代表して、そして私個人の名においても、このたびの活動が成功裏に催されることを心からお祝いしたいと思います。このたびの活動に参加された日本の友人のみなさんに対して、熱烈な歓迎を表します。

  このたびの活動は、2000年にわたる中日友好の歴史における一つの壮挙です。そしてまた、日本人民が中国人民に対し友好の情誼を抱いていること、日本の各界が中国との協力を発展させることに対して巨大な情熱を抱いていること、中日の友好は私達両国人民の中にしっかりした基礎を持っていることを十分に示しています。

  中日両国は一衣帯水の友好的な隣国であり、歴史と文化の深い淵源と幅広い共通の利益を有しています。長い歳月の中で、中日両国は互い相手を参考にしあいながら、ともに発展してきました。鑑真和尚が6回にわたって経典を背負い日本に渡ったり、阿倍仲麻呂が骨を長安に埋めたり、こうした人口に膾炙した歴史の佳話が、両国人民の間で広く語り伝えられています。

  近代以降、両国には不幸な歴史がありました。日本軍国主義が中国を侵略し、中国人民に大きな災難をもたらすと同時に、日本国民にも重い代償を支払わせたのです。戦後、日本は戦争の教訓に基づいて、平和的発展の道を選択しました。このことは、日本自身を大きく発展させただけでなく、中日両国が友好関係を再構築し、発展させるための条件を提供したのです。

  国交が正常化して30年来、両国関係は大きく発展、人の往来と経済文化の交流・協力はかつてない程度にまで達し、政治の面で重要な共通の認識と指針となるべき原則をつくりあげました。中日の善隣友好関係の発展は、双方に重要な利益をもたらし、東アジア地域及び世界の平和と発展に貢献したのです。

  中日交流の歴史を総括し、中日の友好的未来を展望する際に、もっとも重要なことは「歴史を鑑として未来に向かう」姿勢を堅持することです。「歴史を鑑とする」ということはつまり、中日関係における歴史の教訓を真摯にくみ取り、「前事を忘れざるは後事の師なり」の言葉通り、中日友好の正しい道を堅持することです。「未来に向かう」というのは、中日友好の大局を重んじ、現実を重視し、未来に着眼し、中日関係が絶えず発展するよう推進することです。中日両国の世々代々にわたる平和と友好は、双方の根本的利益に合致します。

  希望に満ちた21世紀を迎え、中日両国はさらに仲良くしなければなりません。中日両国の人々は隣り合って暮らしており、私たちは友好を強化することを決定しました。両国はこの地域の重要な国家として、アジアの振興のために協調と協力を強化しなければなりません。私たちが非友好的、非協力である理由は何もありません。

  中国政府と人民は、真剣に日本と長期的、安定的な善隣友好協力関係を発展させようと望んでいます。両国の政治家、とくに指導的立場にある人は、歴史の高みに立って、然るべき指導的役割を発揮し、常に両国の友好という大局的な方向をしっかりとらえ、『中日共同声明』などの3つの政治的文書の指導の下で、信頼を増進し、協力を促進し、それによって両国の人々に幸福をもたらし、この地域および世界の平和と発展を促進する責任があります。

  民間の友好は、中日関係の発展の中で、取って代わることのできない役割を果たして来ました。私たちは中日友好のために積極的に力を尽くした古い友人たちを忘れてはなりません。それと同時に、さらに多くの新しい友人たちが中日友好の隊列の中に参加することを歓迎します。両国政府と各界の有識者は、引き続き条件をつくり、両国人民、とくに若い世代の友好交流を大いに支持し、推進しなければなりません。

  このたびの友好交流活動が円満に成功しますように!

  中日両国人民の友情がいつまでも変わらないことを祈ります!

  ありがとうございました。

  (『人民中国雑誌社』訳)