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  学術会議

中日関係をめぐるシンポジウム開催=北京




会場の様子

 中国社会科学院が主催し、同院日本研究所が受け持つ国際学術シンポジウム「国際情勢変動下の中日関係:実務協力と未来展望」が12日、北京で行われました。

 中国からは元国務委員の戴秉国氏、中国社会科学院の謝伏瞻院長、中国社会科学院日本研究所所長兼研究員の楊伯江氏が、日本からは福田康夫元首相、中国大使館の横井裕大使、国際協力機構(JICA)の北岡伸一理事長が出席したほか、中日双方の友好関係者や学者、メディアなどおよそ200人が出席しました。中日両国の政治や安全保障関係、社会・文化・民間交流、地域や国際間の連携、第三国における協力などについて活発な意見交換が行われました。


戴秉国元国務委員

 開会式で基調演説した戴秉国元国務委員は、「中日関係が正常な軌道に戻り、改善しつつあるという勢いを大事にし、政治的な信頼を強化し、全面的な協力を推進し、アジア文明を受け継ぐべきだ。『永遠な友好が何より大事』という道に沿って、中日関係を新時代のニーズ、両国さらにアジア、世界各国の願いに応えた新たなレベルへと推し進めていく必要がある」と強調しました。


|福田康夫元首相

 また福田元首相は、中米貿易摩擦について、日本の経験を参考にして「危機」を「機会」に変え、情勢の変化を前向きに見て自身の発展を進めていくよう提案しました。


謝伏瞻院長

 謝伏瞻院長は中日関係の未来について「困難に立ち向かって合意を積み重ねていくこと、障害を取り除いてよい環境を作ること、方法を革新し、体制を強化して関係発展の基礎を固めることが必要」との見方を示しました。


横井裕大使

 そして横井大使は、「日本では『令和』の時代が始まり、新時代の日中関係も大変良いスタートが切れた。今年、ハイレベルの往来による成果が上がり、地方間の交流も進み、第三国での協力をめぐる議論も進んでいる」とした上で、「『一帯一路』が地域や世界の繁栄に貢献していくことを期待している」と述べました。


楊伯江所長

 さらに、楊伯江所長は「中日関係の持続可能な発展のために、意見の食い違いを適切にコントロールし、問題の適切な解決に向け努力すると共に、時代の流れや文明の角度から中日関係を考慮し、互いに学び合い、実務協力を展開する必要がある」と語りました。(取材:李陽)