日本研究刊行物『日本文論』及び『日本学刊』2021年増刊が発表
『日本学刊』は中国の日本研究を代表する最高レベルの刊行物で、『日本文論』は最新の研究状況を反映した新型の刊行物であり、今後これらの刊行物が各自の特徴を継続し…
中国社会科学院日本研究所と日本学刊雑誌社が共催する『日本文論』及び『日本学刊』2021年増刊発表会が15日に北京市で開かれ、中華日本哲学学会、中国日本文学研究会および中国政法大学、中央民族大学などの研究所や大学の日本問題専門家・学者、雑誌編集委員会の代表、作者代表ら約40人が一堂に会し、日本研究の最新動向、研究課題、発展方向などについて深く話し合った。
『日本文論』は中国社会科学院日本研究所が主管し、日本学刊雑誌社が編集する学術論文集、2019年6月に創刊された。「人文社会科学の思いを集め、専門学術の声を発行する」ことを目標に、「長周期の日本」を研究対象にし、長期間、広範囲、深層的、学科を越えた研究を通し、日本を深く分析。今回発表された第1編『日本文論』は研究テーマ「東アジアの文化交流と日本の国家構築」にスポットを当て、日本の歴史上の皇帝権力と天皇制度を中心とした政治体制の中の東アジア地域政治文化の影響要素を主に研究している。「政治と外交史」は、日本の平成時代の政治改革の原因、内容と成果、コロナ禍の日本の欧州諸国との防疫・安全協力と経済協力の強化を紹介した。
『日本学刊』の前身は中国社会科学院日本研究所の『日本問題』で、1985年に創刊された。主に中国の日本研究者の日本諸学科での優れた研究成果を記載し、日本研究者にとっての学術交流の場、読者にとっての日本を知る窓口となっている。『日本学刊』2021年増刊「2020年度中国の日本研究」は主に学科総数、日本研究の主な論文概要および著作目録などの内容を含む。
中国社会科学院日本研究所の楊伯江所長は総括の発言の中で、『日本学刊』は中国の日本研究を代表する最高レベルの刊行物で、『日本文論』は最新の研究状況を反映した新型の刊行物であり、今後これらの刊行物が各自の特徴を継続し、より多くの優れた研究成果を集め、国際影響力の向上において進歩できることを望んでいると話した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2021年12月15日